DVDディスクや紙ジャケットのシールをきれいに剥がす方法を実験してみた

副業

こんにちは。かめたろうです。
細々と副業でせどりをしています。今回は中古のDVDのディスクや紙ジャケットに貼られたシールをきれいに剥がす方法を色々と試してみました。

見た目は大事!中古品のメンテナンスをしよう!

春から細々とDVDでせどりをしています。ブックオフとか古本屋にあるDVDで売れそうなものを仕入れてはヤフオクで出品しているのですが、レンタル店落ちの中古などは紙のジャケットやディズク本体にもシールがベタベタ貼られています。
品物そのものは美品でも、シールでだいぶ印象が変わってしまうのでキレイに剥がしたいのですが、どうしても古いシールだと劣化してベタベタのくずが残ったり、剥がし後に接着剤が残ったりします。
ちょうど1日仕事が休みになったので、ネット上で有効だと紹介されている方法を色々と試してみました。

シールにも種類がある

貼ってあるシールにも色々と種類があります。
シールの素材自体が紙の場合は紙そのものが劣化しやすいので剥がしにくいのですが、水分は通すので、薬品などは接着剤の部分までよく染み込みます。また、紙そのものも薬品の力で溶けるので、剥がし残しても何とかなる。
厄介なのが水分を通さないように加工されたシールです。
完全に防水というわけではないと思うのですが、薬品を使う場合でも長時間の塗布が必要になります。それでも接着剤の部分までは薬品が通りにくいので効果が薄く、ベタベタのくずが残ってしまうことが非常に多い。
レンタル落ちのディズクに貼ってある中で最強なのが、剥がすとわざわざ『開封』とか文字がディズク面に残ってしまうシール!盗難防止のためなんでしょうね。
これが難物で今回非常に苦労しました。以下、『開封シール』と呼称します。

シールを温めて接着を弱くして剥がす

ネット上で紹介されている中で、最も多いのが『温めて剥がす』です。
シールの接着部は常温以下で最大の効果を発揮するので、それ以上の温度に挙げてやれば接着が緩くなるということ。家庭で試せるもので3つやってみました。

アイロン

スチームアイロンのスチームをオフにして、当て布をして紙ジャケットのシール部分に置いて3分ほど加熱してみました。アイロンの温度は弱です。
結果、見事に紙ジャケットがアイロン焼けで変色。失敗です。
次に、紙ジャケットの裏面から当て布をしてシールを裏側から温めてみました。
今度は目立った変色も見られずに加熱完了。
シールを剝がしてみると多少剥がしやすくなっているように感じました。

ドライヤー

これが一番ネットで紹介されている方法です。HOTにしてシール部分を加熱していきますが、とにかく熱いです。温まるスピードは一番早い気がしますが、加減を誤ると紙ジャケットが熱で波打ってきてしまうので、調整が必要。
シールの剥がした感覚もアイロンよりはいいような気がしましたが、完全にきれいには取れませんでした。

電気ストーブ

一番調整がしやすい方法でした。ストーブとの距離を調整すれば熱くもないですし、紙ジャケットを置く台とかがあれば放置しておいても燃えるとか紙ジャケットへの影響も少ないようです。
複数枚一気にやるならこの方法かなと思います。
シール剥がしの効果的にはドライヤーと同様の感覚でした。

結論的には『電気ストーブ』かな、と思いました。
アイロンは強烈過ぎて心配ですし、ドライヤーも手で持って調整をしないといけないので疲れます。
電気ストーブならある程度ほったらかしでもいいし、どうもゆっくりと温まる方がシールが剥がれやすくなる気がします。今回はディズクは変形が怖いので温める方法は試しませんでしたが、電気ストーブのように空間全体を温める方法なら、ディズクにも使えるかもしれません。

液体を使ってベタベタを取る

今回はディズクに残ったベタベタを剥がす方法をやってみました。
ディズクは変形が怖いので温める方法がとらず、丁寧に指やピンセットで剥がせるだけ剥がした状態で、残ってしまったベタベタくずやシール後を取ってみました。
それぞれのお値段目安もわかるように通販リンクも付けてみました。

食用酢

こんなお酢です。ご家庭に必ずありますよね。

これをディズクのシール後に綿棒で塗っていきます。すぐこするとイマイチだと思ったので、上からラップをして10分ほど放置してから綿棒でこすりました。
お酢の作用で多少は溶けるのか、紙くず部分は相当取れます。
但し接着剤の部分は全然とは言いませんが取れませんでした。

ハンドクリーム

ネット上では一番評判が良かったので期待値が高かったです。

実際に使ったのは上の商品。ちょうど家にありました。
匂いがきつくなくてハンドクリームとしてはいいのですがどうでしょうか。

ベタベタシール残りの部分にたっぷりと塗り込んで指でこすっていますが、あまり効果が感じられません。今度は15分ぐらい塗った状態で置いておき、そのあとに綿棒でこすってみました。
紙のシール跡やベタベタくずは多少取れます。たぶん何回か繰り返せば取れるのかもしれませんが結構効果は感じにくいです。
最強の開封シールに至っては全く歯が立ちませんでした。

セスキ/炭酸ソーダ

ご家庭のお掃除に大活躍。劇落ちくんのセスキを試してみます。

以前に子供がテーブルに貼り付けたシールにセスキを吹き付けてラップを被せて15分くらいして布で拭いたらきれいにとれたので期待大。
同じようにたっぷりと吹き付けて上からラップして15分ほど放置してから綿棒で擦ってみました。
残念ながら取れません。お酢よりも取れないのではないでしょうか。
油を浮かせる効果はあるようですが、溶かす効果はどうやら薄いようです。

重曹(じゅうそう)

こちらもご家庭のお掃除には便利な重曹。炭酸水素ナトリウムです。

粉末状なので水に溶いて塗り付けます。かるいペースト状態にして綿棒で擦ってみます。
ベタベタくずは瞬殺で取れていきます。かなり効果があります。
最強の開封シールにもある程度効果があり、知らなければ汚れがあるな、という程度まで薄くなります。ただし完全には取れません。斜めから見てみると明らかにシール跡があるなとわかります。
また、もともとが粉末ですからその粉で研磨をしていることになるので、ディズク自体に傷が出来てしまいました。粉もふき取るときに散らばって片付けも大変です。
効果があるとは思いましたが、ちょっと使いづらいですね。

家庭用ではない薬品を試してみる

どうやら家庭にあるものでは完全にとれないようなので、外に買い出しに行きます。
朝の9時から初めてすでに午後1時。早く答えを見つけないと本日中に出品ができません!

除光液やベンジンは効果がありそうですが、確実にディスクや紙ジャケットに悪影響が出そうなので止めておきます。

シール剥がし液

シール剥がし専用として売られているものです。要するに溶剤です。

百均やホームセンターでも売っています。
使い方は簡単で綿棒に液を染み込ませてこすっていきます。
確かに取れます。普通のシール跡なら見事にきれいになります。ただし、ちょっと下地の色が変色したかな??後遺症はありそうです。
瞬殺で取れるというわけではないので、多少擦る必要があります。それでも取れますが最強の開封シールに関しては完全攻略はできません。
何回も使えば取れそうですが、代償に下地にも影響が出てしまいそう。

無水エタノール

消毒用ではなくお掃除用のエタノール(アルコール)です。水を使えない機械の掃除などに使うそうです。

この時点ですでに午後4時。いい加減疲れてきます。ゴシゴシ擦る手も痛いです。
ディズクも10枚以上あるし・・・今日中に出品もしたのに・・・
そんな世紀末に救世主が降臨します!無水エタノール

布に染み込ませて吹いてみます。ひと拭きかふた拭きでシール跡が消えます。
思わず「マジッ!?」って一人で叫んじゃいます。
そんなに力はいりません。優しく拭くだけで通常のシール跡は完璧に落ちます。相当しつこいものや最強の開封シールも何回か擦るとスルっと落ちていきます。
これまでの作業時間は何だったんだ・・・10枚のディズクをきれいにするのに5分かかりません。
とは言っても強力な薬剤なのでないか影響があるのではないかと、しばらく観察してみます。
そんなに目立ちはしませんが、多少ディスクの部分が色あせているような気がしますが、ここまでにいろいろな薬剤を使ったり擦ったりしたのでその影響かもしれません。

結論 最強コンボは「あたため」と無水エタノール

結論的にディズクのシールはできる限り丁寧に手で剥がして無水エタノールで軽く拭けは完全にきれいになります。その過程で何らかの方法で温めて剥がしやすくするのが最強コンボだと思います。
紙ジャケットに関しても使えます。ただし最後の手段にした方がいいのかもしれません。
紙ジャケットにはハンドクリームもある程度有効でした。傷を付けたくないのなら先にハンドクリームを試してもいいかもしれません。

救世主無水アルコールはドラックストアやホームセンターにもありますが、見つけにくい商品なので通販でもいいかもしれません。本当にびっくりするくらい落ちますよ。

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