標高2,450mのホテル 室堂平 ホテル立山で宴会をするとどうなるか

旅行・グルメ

こんにちは。かめたろうです。
めちゃめちゃ標高の高い場所で宴会をしたらどうなるか・・・というお話です。

アルペンルートの天辺にあるホテル

今回ご紹介するのはホテル立山

世界有数の山岳観光ルートとして知られる立山黒部アルペンルートの最高到達点である室堂平にあるホテルです。室堂のバスターミナルに直結したホテルで、室堂の散策や室堂から登山をして立山登山を楽しむためのベース基地となるホテルです。
標高2,000m越えということで空も太陽も近く、天気の日は何も遮るものがない青空の下で楽しむ高原の散策は登山に興味がない私でも心から『いいなぁ』と思います。

みくりが池
星空イメージ。ホテルHPから引用ですがほんとにこんな感じです。

夜は夜でまさに満点の星空を鑑賞出来て、山っていいもんだなとしみじみ感じてしまいます。
繰り返しになりますが、私は登山には興味がありません。おそらくプライベートであれば絶対に来なかったと思われるホテルですが、なぜか縁があり立山黒部アルペンルートには20回以上添乗員としていくことになり、その中で数回ホテル立山に泊まる機会がありました。
客室はほとんどが洋室で一部和室あります。もう結構古いホテルなのですが、作られた段階ではかなりお金をかけていると思いうので、古い割にはきれいな印象があります。

割と広々したお部屋です

大浴場もあるので、山小屋とかに泊まることを考えればかなり快適な空間だと思います。

けっこう広めの大浴場です

大浴場は温泉ではないのですが、立山の湧き水を利用しているとのことです。

アルペンルート通り抜けの添乗員は結構過酷で疲れるので、この風景は心を癒してくれます。
逆に悪天候の場合はシャレにならないほど寒かったりして自然の力をダイレクトに感じれる場所です。

宴会場がないので食堂で宴会

さて、団体旅行でお泊りとなれば宴会です。
このホテルには和室の宴会場はありません。室堂ターミナルにあるレストラン『和食堂たてやま』で宴会を行います。個室もありませんので、パーテーションで食堂の一角を仕切って長テーブルに向かい合わせてならんで食事をするスタイルです。

ちなみに夕食は宿泊者限定利用となります。

こんな感じのレストランです

料理内容は結構しっかりした和食のコース料理ではありますが、場所が場所でもあるので、下界から食材を運んでくるだけでも体験ですし、おそらくゴミも最低限しか出したくないと思うので、料理の器を見てしまうとお重とかになるので、仕出し弁当みたいに見えてしまいます。
基本料理(1泊2食付きの宿泊代金に含まれるもの)とグレードアップ料理があるのですが、2時間ぐらいの宴会ということであれば料理だけで考えると基本料理では品数が少し寂しいのでグレードアップしたほうがいいかもしれません。
お刺身とかも昔はちょっと残念なものが出ていた記憶があるのですが、いまは技術も上がっているので富山湾の鮮魚も美味しいものが出てくるそうです。
さて、お酒を飲む場合ですが、ここは標高2,450mの高地です。気圧が低いと抹消血管が拡張するので血行がよくなり、アルコールがまわりやすくなります。
普段はビール1本ではなんともない人も「あれれっ??もうよっちやったかな??」状態になりやすいです。
また、高地でアルコールを飲むと低酸素の状態なのでアルコールの代謝が悪くなる=酔いがさめにくいという効果もあり、手っ取り早く酔っぱらってその状態が継続することになります。
調子に乗って飲み過ぎると普段の自分の感覚以上に早く酔っぱらってダウンしてしまう方がたくさん量産されます。
私もまだ酒に相当強かった20代のころに調子に乗って宴席で飲んだら夜8時にはダウンしていたことがります。(平地なら深夜まで行けた・・・当時は若かった・・・)
また日本酒もさすが富山だけに美味しい冷酒が揃っていて、ますます酔っぱらいを量産する魔性の宴会場です。成政酒造の『室堂』や『開山雷鳥』や立山酒造の『立山』『立山雨晴』etc….

ほんと富山のお酒はおいしいですよね!

宴会の時はレストラン内に他のお客様もいるのでマイクは使えません。
当然カラオケもありません。
私が行ったときは地声での乾杯とビンゴゲームはギリギリ大丈夫と言われました。
何か余興とかゲームをやりたい場合は事前に確認をしたほうが無難ですね。

宴会後はお部屋で二次会とかになると思いますが、とにかく高地になりますので物価が高いです。
当然コンビニもないのでお酒もツマミも高額です。
重くても大丈夫!というのであればお酒も持って行ったほうがいいと思います。
真夏でない限りはちょっと窓の外においておけば適当な温度に冷えます。
おつまみに関しては包装に注意が必要です。
平地の約4分の3しか気圧がないので、スナック菓子などの復路はパンパンになってしまいます。

気圧でパンパン

スルメなんかは袋から出してアルミホイルやラップに包んでいった方がコンパクトに大量に持っていけます。また、気圧が低いのでお湯も90度ぐらいまでしか温度が上がらないので、カップ麺など夜食を食べるにも通常より待ち時間マシマシになりますので注意が必要です。
ホテルの宴会時のご飯は特殊な窯で炊いているのでおいしく炊きあがっているのだそうです。

いろいろ苦労はありますが、この絶景を楽しみながらのお酒も最高です!

ホテル立山

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