こんにちは。かめたろうです。
今回は四国の玄関口、鳴門温泉をご案内します。
四国の玄関口、鳴門温泉とはどんなところ?
四国で有名な温泉と言えば道後温泉や琴平温泉を思い浮かべますが、鳴門温泉はそれらに比べるとマイナーな印象。実際旅行好きな人でもなければパッと出てこない温泉地です。
しかし実際は立地と言い観光地と言いとても魅力的な温泉地ですので、今回はぜひ知っていただきたくご紹介をします。
鳴門温泉は徳島県の鳴門市にあります。本州から淡路島を通り、四国に入ったすぐの「鳴門北インター」を降りるとすぐに到着です。神戸からでも1時間30分あれば到着できる便利な立地。
宿泊施設はそれほど多くはありません。大きな旅館は3件ぐらい。あとは民宿的な施設です。
「鳴門の渦潮」といえばご存じの方も多いかもしれません。世界三大渦潮に数えられる渦潮です。
瀬戸内海と紀伊水道の干満差により、激しい潮流が発生することによりできる「自然現象」です。春と秋の大潮時に最大となり、直径20mにも達する渦潮の大きさは世界一といわれています。
一帯は国定公園に指定され、海と山の自然が守られており、夏場は海水浴でもにぎわいます。
渦潮見学は事前のリサーチでチャンスを逃すな。
鳴門の渦潮。ラーメンの具の「ナルト」や語源も当然ここからきています。
世界的なキャラクターNARUTOくんの由来も当然ここからだってばよ。
…さて、そんな鳴門の渦潮見学ですが、大きく分けて方法は3種類あります。
①展望台
一つ目は展望台から見る方法。登山道を上がって見る無料の「鳴門山展望台」と有料のエスカレーターを利用して上る「エスカヒル展望台」(大人400円)があり、高低差34m、全長68mという東洋一という観光エスカレーターです。
②渦の道
徳島県が運営する施設で、高速道路が通る大鳴門橋の下層部を補導にし、海の上を歩いて見学する「道」にしている観光施設です。歩道には真下を見下ろせるガラス張りの部分もあり、約45mの高さから渦潮を見下ろせる人気施設。個人的には一番おすすめです。
大人で510円の入場料がかかりますが、行く価値はあります。もし雨天の場合は渦の道の横に「大鳴門橋架橋記念館」という展示施設もあるので、代案としてはおすすめです。
③渦潮遊覧船
一番渦潮を間近で見れる方法です。そのままズバリ船に乗って渦潮まで行きます。
大型の船と船底がガラスになっているタイプがありますが、正直ガラス越しに見ても何にも見えないので、揺れを考えると大型船のほうがいいかもしれません。
いずれの方法でも絶対に気を付けないといけないのは見学の時間です。
渦潮は満潮時と干潮時の前後1~2時間程度でしか観測ができません。他の時間に行ってもただ流れの早い海ですので、まるで川の激流のようにぶつかり合う自然現象はちっとも見れません。
実際私も添乗員でお客様を連れて行って時間をチェックしておらず、冷や汗をかいた経験があります。
満潮と干潮の時刻は渦の道や遊覧船のホームページにかなり先の分まで記載されています。
これをチェックしていかないとメインの観光がダメになってしまうので気を付けましょう。
世界最大の陶板美術館 大塚国際美術館
写真は美術館内の最大の展示物『システィーナ礼拝堂』です。
大塚国際美術館はボンカレーやポカリスウェットで有名な大塚製薬が創立75周年記念に建設してた国内最大級の展示スペース1万坪という巨大な美術館。鳴門の国定公園内にある山をくり抜いて、その内部を美術館にした豪快な施設です。
特徴は何といっても展示物。世界中の名画を精密な方法で撮影し、陶器の板に印刷するという方法で「直接触れる」展示物が多いのです。
陶器なので劣化もなく、触っても近くで写真撮影をしても大丈夫。展示されている名画はご存じ「モナ・リザ」や「最後の晩餐」など名だたる名画たち。
「しょせんニセモノじゃん」と思うかもしれませんが、実物と寸分たがわないサイズと質感の美術品を手で触り息のかかる距離で見学できるので大人気です。
費用も相当かかっているようで、その分入館料も大人3,300円と高く、別名『日本一高額な美術館』。
ただ展示は本当に充実しているので、人によっては1日目ではとても足りないかもしれません。
ちなみに館内の軽食スペースのメニューには『ボンカレー』ありました。
観光拠点の阿波踊りも楽しめるリゾート『アヲアオリゾート』
そんな鳴門を楽しむ拠点におすすめなのがアヲアオナルトリゾートです。鳴門北インターから降りるとほんの1分で到着。海岸線沿いに建つ南欧風リゾートホテルですが、館内には露天風呂を含む2つの大浴場があり、浴衣姿で楽しめます。
レストランも充実しており、鳴門の海鮮や徳島の郷土料理を楽しめるバイキングレストラン、フレンチレストラン、炭火焼、和食と4つのお店があり、当日予約で楽しめます。
ホテル真横には白砂のビーチがあり、海水浴はもちろん、バナナボートなどのアクティビティも充実。
館内にも縁日をイメージした『阿波の国』というコーナーがあり、射的やなげわで楽しめます。
一番の特徴は徳島の阿波踊りを実際に見学できる夜の阿波踊り公演。
毎日日替わりで登場する阿波踊りチーム『連』がそれぞれ個性のある阿波踊りを見せてくれ、最後には阿波踊りの踊りかた教室も開催されるので大盛り上がりです。
団体旅行で行けば『阿波踊り宴会』という企画もあり、自分たちの宴会場に阿波踊りを入れることもできます。
ご紹介した渦潮や大塚国際美術館へも遊歩道で10~30分程度。砂浜や山岳遊歩道を歩いて散歩するにはちょうどいい距離感なので、ぜひ歩いての観光がおすすめですが、車ならほんの5分程度です。
鳴門のワカメや鳴門鯛、サツマイモの鳴門金時を使ったグルメも楽しめるホテルです。
おすすめのお酒は鳴門金時を使った芋焼酎『鳴門金時』とこれも徳島の名産すだちを使った『阿波の香りすだち酎』。日本酒の『すだち酒』もいいのですが焼酎派の私はこちらがおすすめ。
最近は全国のスーパーや通販でも出ているのでよかったら試してみてください。
他にも鳴門ドイツ村や阿波踊り会館など見所沢山です。
海と山の大自然と文化・伝統芸能を堪能できる鳴門温泉。ぜひ一度行ってみてください。
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